20代前半

24歳⑥

そういえば家の中のことを忘れてた。 家の中は、変わらずお父さんとおばあちゃんが認知症だった。 このころには完璧に両方がひどくなってたと思う。 お父さんもおばあちゃんも食事やトイレでいろいろやらかす。 そしてお母さんがぶちぎれたり、ヒステリック…

24歳⑤

この時のことを思い出すと、恥ずかしくて、申し訳なくて、死にたくなる。 誰が知ってるんだろう、誰が笑ってるんだろう、 私の事変なやつと思われてるんだな、 変な噂たったんだろうなって。 その女の子は、後日、その女の子も上司に言うために、私の名前を…

24歳④

私の誤作動は本当にひどかった。 同じ室の憧れの男の先輩を、酔った勢いで呼び出して、飲んで振り回したり、 元カレとまた連絡をとって、元カレの飲み会に行って、元カレを無視しながら別の男と話してお金を払わずに帰ったり、 元カレを断られるのを分かって…

24歳③

こうやって振り返ってみると、私は本当に壊れたまま生きてたと思う。 誤作動したままずっと生きてた。 私の心と行動のチグハグの中で、相手が混乱したり、私が本当は何を思ってるのか怖くなったり、そういう姿を見るのが好きだった。 なんだろう、私に対して…

24歳②

室の人とも、だいぶ話せるようになった。 私は正直、仕事の量はめちゃくちゃ少ないし、暇だし、なのに仕事もできない。 だけど、許されてその場にいれた。 同じ派遣の子と派閥してたけど、たくさんの味方がいたから動じなかった。 ゆうきとはだんだん、関係…

24歳①

24歳になる年の1年間は、私の人生においてとても衝撃的ではかりしれない傷を私に負わせて来た。 大きな大砲をぶち込まれた感じ。 私は人生を生きるに至って、たくさん誤作動を起こしてきたから。 誤作動を起こす私は、とにかくハプニングを大事にしてしま…

23歳⑤

23歳についてまた思い出したことがある。 家の中では、たしくおばあちゃんとお父さんが両方認知症がだんだんとひどくなっていった。 両方同じタイミングで、お漏らしをするようになってたと思う。 それでお母さんがいつも発狂してぶちギレてた。 お父さん…

23歳④

私が年始に太って突き落とされる前に、こんなことがあった。 まず、同じ室のイケメンの男の子が、会社のハンド部で有名だったんだけど、 その人と言い感じになったことがあった。 私はその人はイケメンすぎて、かっこよすぎて、私には無理だと思ってたから、…

23歳③

私は会社の人たちと飲み会をするたびに、次の日に我に返って死にたくなった。 色んな人に謝りに行った。 みんな笑顔で許してくれたけど、私はいつも死にたさで怯えてた。 この会社にいる時の私は本当に調子に乗ってたし、イキってたから、この時の自分を思い…

23歳②

会社の人たちは、みんな飲み会が大好きだった。 室の飲み会もあったし、部長に好かれてたからたくさんの誘いがあった。 若手の飲み会、もあった。 私は酔うと愉快になりすぎるから、すごくはしゃいで、めちゃくちゃしゃべるようになって、ふざけたり、楽しく…

23歳①

23歳の1年間は本当にいろんなことがあった。 楽しかったし、最悪だったし、地獄だったし、最高だった。 人生をかけぬけたと思う。 かけぬけた先には、やっぱり地獄と孤独があった。 とても濃い1年だった。 春になって、新しい会社がはじまった。 大手の企業…

22歳③

冬になるころには、クラブばかり行くようになった。 クラブは、頭をガツンと吹き飛ばせて、最高に楽しかった。 週末は、クラブかキャバクラに出勤してた。 キャバクラもまるでやる気がなかった。 でも適当に話しておけば、簡単にお金が手に入るから、最高だ…

22歳②

あつしと別れてから、ちょうど私は人生で1番軽い体重になってた。 だから少し自分に自信をもてたからか、過去の色んな男友達と2人で遊んだ。 みんな声をそろえて、まじで可愛くなったって言われた。 高1の時にうつ病になったモラ男も、久しぶりに会ったら、…

22歳

フリーターを1年やって、春を迎えた。 4月になる少し前に、就職先が決まった。 広告のチラシに募集があった、塾の講師だった。 もちろん私は塾の講師なんて無理で、その塾の事務系のお仕事や、デザインのお仕事、というジャンルとして受けた。 面接では、年…

21歳

私は専門を卒業して、フリーターになった。 お好み焼き屋とハンバーガー屋のかけもちをした。 私は自分がフリーターであることが、すごく恥ずかしかった。 友達やゆきちゃんは専門を卒業して、そういう道をちゃんと歩んでるのに。 私はお金をかけて専門を出…