21歳
私は専門を卒業して、フリーターになった。
私は自分がフリーターであることが、すごく恥ずかしかった。
友達やゆきちゃんは専門を卒業して、そういう道をちゃんと歩んでるのに。
私はお金をかけて専門を出ても、課題をお母さんにやらせても、
それだけの事をしても、何者にもならなかった。
だから、就職していないという劣等感がすごかった。
私はハローワークに通うようになった。
何個も何個も、履歴書を送ったり、面接を受けに行った。
中々、決まらなかった。
フリーターをしながら、日々飲食店で働いて、お休みは友達と遊んだり、
あつしと遊んだりした。
あつしとは県内だけじゃなくて、県外にもいった。
岐阜、京都、大阪、三重にいった。
ひまわり畑も、ぼろいラブホも、色んな場所のイオンも、水族館も動物園も、映画も、
他にもたくさん。
クリスマスはディズニーランドとシーにもいった。
紅葉と桜も見た。
めちゃくちゃ喧嘩もしたけど、すごく、楽しかった。
あつしの前で私はありのままでいられた。
暴言もワガママも愚痴もいうし、本当に性格が悪いってぶちぎれられたこともたくさんあった。
でも私はあつしに依存してたから、あつしが離れそうになると、めちゃくちゃ泣いて泣いて泣いて、大泣きして、いつもいつの間にか仲直りしてた。
飲食店でのフリーターをしながら、夜ご飯は食べす、毎日ダイエットDVDをしてたら、ものすごく痩せて、ガリガリと言われるようになった。
でも、着れる服がたくさん増えて、嬉しかった。
バイトは、夜になると私は持病で疲れやすいから、はんぱない疲労が襲ってきて、
その疲労が襲うたびに、早く辞めたいって思ってた。
デスクワークとかがいい、体がもたない、そう思った。
バイトでは、お好み焼き屋でも、ハンバーガー屋でも、両方男の店長と2人でいることが多かった。
年も離れてるし、恋愛関係とか全くなかったけど、今思えば、これもまた縁だったんだなあって感じる。
私は自分がフリーターのことに対して、いつもいつも病んでた。
自分を責めてた。
私は、どのタイミングかは覚えてないけど、女友達の3人くらいに、
たまってたものを吐き出したことがあった。
私は0か100だったから、相手を責め立てて悪人のように話した。
そしたら、相手も怒ってきて、しばらく連絡をとらないか、
私がめんどくさくなって、謝って終わる、ということがあった。
こういう自分が後からすごく恥ずかしくて、消え去りたくなった。
20歳もたくさんお酒を飲んで、まずかったビールが飲めるようになった。
1年まるまる、仕事は決まらなかった。
ただバイトをして、遊びに出かけて、あつしと遊んで。
そんな平凡な日々を送ってた。
そういえばいちご狩りにもいったなあ。
ななみとみほともたくさん遊んだ。
みさととも遊んだ。
好きだった。みんなのこと。
好きだったし、大嫌いで、殺したかった。
21歳の私はあつしという存在の居場所があったからくしゃくしゃな事はしてなかったけど、
フリーターという事にたくさん病んだ。
あまり書くことないかも。
あ、家の中は相変わらず。だった。
でもあんまり思い出せない。