専門1年生②

家にとしきとハーフが遊びに来たことがあった。

帰る時に、私はまたお母さんの視える説を話したくなってしまった。

お母さんはよく私の友達が来ると、あの子がつれてきたとか、あの子にあれがついてるとか言ってた。

帰ろうとするとしきとハーフに、お母さんが登場して、あんたら何つれてきたの、と絡み始めた。

としきは優しいからたんたんと聞いてたけど、ハーフは性格が悪いから、

あとからめちゃくちゃネタにされた。

私はまたクソほど馬鹿だったし、馬鹿にされて、はぁ・・って思った。

そんなことをふと思い出した。

 

 

専門に入って、友達に紹介してもらった男の子と遊んだ。

そいつは私の詐欺写メにひっかかったやつだった。

会って、あー。ってなってたのが分かった。

帰りに、キスされて、私は顔がなんかうけつけなくて嫌だったんだけど、我慢した。

そうしたら舐めるように言われて、すっっごく嫌だったけど、言われるがままにした。

その場で出されて、私は気持ち悪いって思った。

こんなに嫌悪感でいっぱいで気持ち悪いと感じても、

私はどんな相手でも私より相手がどう感じるかが優先されてる気がした。

そいつは後に、地獄の高2で顔面詐欺で振られた男や、チェンホンマンたちとめちゃくちゃ仲良くなる。

市も全然違うのに、また私の繋がってほしくないところで、繋がった。

最悪の気分だった。

私が詐欺で、フェラさせて、さようならしたこと、またネタにするんだろうなって思った。

はーあ、死にたい。そう思った。

 

 

ある時は中学の友達の集まりがあった。

私が大嫌いなあいりもいた。

でもその時はもうそこに興味がなくて、あか抜けてた私は、楽しめてた気がする。

あいりも何かあったのか、丸くなって優しくなってた。

 

 

 

専門1年生・・あと何があったっけ・・。

 

 

よく、学校帰りに名古屋で買い物をするのが楽しかった。

帰り道はたくさんいろんなものがあった。

専門終わりのバイトはしんどかった。

よくそんな体力あったなって、今になって年の衰えをすごく感じる。

 

 

課題も大変だった。

私は、すごいものさえ作れば、デザイナーになれる、いいとこに就職できると思ってた。

だから、裁縫ができて、デザイナーだったお母さんに、私の課題をいつもやらせてた。

お母さんはそれで私によく怒った。そりゃそうだよね。

でも当時の私は、いいからやれよ、って思ってた。

だってそうすればいいとこ就職できるかもしれないし、その分私は違う事をできる時間が増えるじゃんって。

人の時間を奪うとかも考えれてなかった。

 

バイトとかも、1個上の店長が優しかったから、シフトが入ってたのに行かないとかもした。

 

私は人に対してバグってた。

きっと今もそういうところがあると思う。

 

 

あ、そういえば、専門1年のイベントで旅行みたいなので、神戸と大阪に行った。

めちゃくちゃ楽しかった。

少ない男子たちは、私たちが1番陰キャに見えなかったからか、私たちの部屋に集まった。

私はゆきちゃんにもかよぽんにもあたりが強かっただろうし、すぐ不機嫌になるし、ものすごい俺様だったと思う。

 

はあ、懐かしいな。

 

ファッションショーとかもやったりしてた。

髪を明るくしてギャルにするのが楽しかった。

ゲジ虫みたいなつけまをつけてた。

プリクラを盛って、写メを盛った。

可愛くうつる自分を見るのは嬉しかった。

詐欺った私は、たしかにかわいかったから。

 

でも、実際に会うと、なんだ、と思われるのがいつもだった。

私もすっぴんの自分を見ると、消したくなった。

すげーブスだなーって思ってた。

裸になると、肉のかたまりやんって思ってた。

よくショーパンをはいてたなって思う。

 

 

私って生きる恥さらしだったな。

承認欲求の化け物だったから、空回りして自ら恥をさらしてたと思う。

消したい消したい。

恥ずかしく死にたくなることばかりだな。