中学校1年生⑤

あれ、これ書いたっけ。

ある時、ネットで知り合った女友達と市駅で遊ぶことになった。

可愛い子だったから、楽しみにしてた。

で、いざ集合場所についたら、その子から連絡が来て、

『今日行けなくなったから、お兄ちゃんが代わりに行くね!』

というメールがきた。

 

私は、え、ってなったけど、どうしようってなって、

そしたら集合場所に、兄、と呼ばれてる人であろう人と、その友達がいた。

20歳前後かな。

私はその瞬間に察した。

あ、これは・・って。

体が硬直した、怖かった。

何を話したか覚えてないけど、遊び行こうみたいな事を言われて、

私が拒否して、警察に言うって言った気がする。

その男たちはどっかに行った気がする。

中1の私からしたら、すごく怖かった。

今思えば、事件にならなくて良かったと思う。

お兄ちゃんにすぐ電話した。泣いた。

 

それでたしか迎えに来てもらった。

後日、そいつらからまた電話が来て、お母さんに変わったら、切られてそれ以降何もなくなった。

 

 

そこから、防犯ベルをバッグにいれるようになった。

そしたら、地元の祭りで、クリアバッグから見える防犯ベルを1個上の先輩に見られて、

『いまだにこんなの持ってんのwww』

ってめっちゃ馬鹿にされた。

 

 

どいつもこいつもって思った。

一緒にいる友達も馬鹿にしてる気がした。

 

 

中1までいた町はすごく好きだった。

今でも行くと、だいぶ変わったけど、懐かしくて涙が出る。

お父さんは喫茶店が好きだったから、その記憶がたくさん蘇る。

 

 

地獄だったし殺意だったし死にたかった

でも楽しい事もあったり

かわいそうだなって胸がぎゅーってなって死にたくなったり

 

 

色んな気持ちが蘇る。

 

 

3学期くらいになって、親から言われた。

転校するって。

私は最初冗談だと思った。でも本当だった。

 

すごく嫌だった。

好きな男の子もいたし。

なんでって思った。

転校生になれるっていうワクワク感もあった。

お父さんの娘という地獄から離れられるという喜びもあった。

 

 

でも、本当に転校したくなかった。

 

 

転校するまで、たくさんの遊ぼうと思った。

家にいたくなくて、いつも遊んでた。

友達と市駅行って、プリクラとるのが楽しかった。

貯金箱からいっぱい100円玉とって、遊びに行くの好きだった。

 

 

でも、転校する直前で、遊びすぎ、テスト悪すぎって、

外出禁止令が出た。

また地獄だった。

今思うと、また殺意が出てくる。

転校するのに。

どこまでも私を追い込んでくる。

でも私は従うしかなかった。

 

 

2学期の終わりくらいかな、私はかほちゃんからりえちゃんと仲良くなった。

りえちゃんは家が近くて、小学校の時は、いつも無口で、

大きな眼鏡をかけてて、何考えてるか分からない子だった。

中学になって、ませはじめて、仲良くするようになった。

 

いつもふざけて、楽しかった。

陰キャでも陽キャでもないけどなんか光って感じるりえちゃんが好きだった。

りえちゃんは大人になると共に孤高の陰キャになっていった。(www

 

 

そういえば夏のお祭りで、小学校の時に絵の交換ノートをしてたなおちゃんとりえちゃんと行く予定だったのに、

別の子と行きたくなって、行けなくなったって言って他の子と行ってから、

どうやらばれたみたいで、なおちゃんに分かりやすく嫌われた。

トイレで会うとめちゃくちゃにらみつけられて、話しかけても氷のように冷たかった。

 

 

私って本当に不思議だった。

自分でもこういう自分が良く分からない。

 

 

転校する前、1番嫌だったのが、

こうきとめちゃくちゃ良い感じだったからだった。

バレンタインもあげた。

席が近くて、両想いですよね、みたいな時が死ぬかと思うくらいハッピーだった。

笑顔がめちゃくちゃ大好きだった。

でも、これも惨めに終わった。

もう1人女の子がこうきの事好きで、最後の席替えでその子が隣になって、私は前の席になって、

後ろで楽しそうにしてる2人の声を聞くのが地獄だった。

あの後、少し付き合ったらしい。

 

 

かほちゃんに、転校のこと、言ってくれなかったからびっくりしたよ、と言われた。

かほちゃんにすごい裏切りをしたのに、私はなぜか微塵と罪悪感がなかった。

いや、あったんだろうけど、心が無だった。

 

 

最後にみんなから色紙と手紙をもらった。

最後みんなの前でお話する時、

なぜか私は、病気で辛かったとか、そういう話を

手を震えながら泣きながら話してた気がする。

 

恥ずかしくて思い出すと死にたくなる。

 

 

でもみんななんか優しかった。気がする。

 

最後の方に、同じクラスのめっちゃ可愛い子たちとプリクラとったの嬉しかったなあ。

 

 

なんか、色んな奴いたなって懐かしい。

 

 

そして私は中2から転校した。

地獄の日々を送っていたのに、さらなる地獄が待ってるとは知らなかった。

 

 

お父さんが家主の悪口言わなかったら、まだ住めたんだろうか。

でも高い家賃だし結局離れる運命だったのかな。

 

 

私は言われるがままだったけど

本当は何が起きてたんだろう。

お父さんとお母さんは何に悩んで何をしでかしてしまってたんだろう。

 

喧嘩の原因は?

引っ越す本当の理由は?

 

 

どれが本当でなんのかよく分からない。

 

 

お父さんとお母さんの間では何が起きていたんだろう。

いつもなんであんなに喧嘩してたんだろう。

 

 

あの時は当たり前すぎて何も見えなかった。