中学校2年生①

過去を振り返って文章にすると思った以上に長さと時間が持ってかれる。

案外、色んな事を覚えてるんだなあって思った。

 

 

中2になって、最初の1週間は引っ越しの都合で前の家から新しい中学に通ってた。

私は不安でいっぱいだった。

 

初めて学校に行った時を今でも覚えてる。

めちゃくちゃ衝撃的だったから。

 

まず、みんなめっちゃ挨拶してくる。

なんでこいつらこんなに挨拶してくんの?って思った。

あと坊主多すぎてびっくりしたし、みんな二つ縛りだし、

とにかくダサくて、絶望した。

私は田舎の中学に引っ越した。

 

前の中学では、坊主の人なんていなかったし、

こんなスカート長くて、ダサい子なんていなかった。

前の中学がいかにキラキラしてたか分かった瞬間だった。

 

私は何もかものやる気が失せた。

なんでこんなくそだせえ奴らと仲良くしないといけないんだとって思った。

 

この学校は校則が厳しかった。

女子は髪の毛2つ縛りという謎の校則があった。

 

なんていうか、とにかくダサかった。

イケメンもいなかった。

坊主が多すぎた。

みんな黒いし、同じ顔に見えた。

 

 

学校に入って、担任と初対面した瞬間に、

爪の透明ネイルを指摘されて、除光液持ってこられて、とられた。

それを見ていたお母さんが、後日、

初めて会ってあれはなんなのって、担任にぶちぎれてた。

ざまーみろホクロクソ野郎バーーーカwwwって思った。

 

 

一応黒染していったけど、あいつ髪茶色くね?とか言われた。

そんな事はどうでもよかった。

だってダサいやつしかいなかったから。

 

いやいやあんたこんなダサい中学にダサいお前なのに

私の髪色が茶色いもクソもねえだろ・・みたいな気持ちだった。

 

 

クラスの女の子は、ダサすぎて小学生かと思った。

どうやらこの学校の陽キャであろうグループから話しかけられたけど、

私の中でダサさの衝撃がすごすぎて本当にすごかった(?)

 

 

なんか、なぜかギャルが引っ越してきたと言われた。

まじで全くギャルの要素ないのに、これをギャルと呼ぶお前らの農民さほんとやべえよって思った。

新学期特有の、自己紹介カードを、デコデコに可愛くして書いて、

当時はやった言葉の、”とりま”とか書いてたら、

とりまって何??って言われて、また頭ぶん殴られたみたいな衝撃が走った。

しかも、私の自己紹介カードに人が群がって、じろじろ見られて、こいつらまじで大丈夫かよって思った。

 

その学校ではギャル字を書く子が珍しかったのか、それだけでギャルと思われた、くらいダサかった。

前の中学では息を吸うようにあたりまえだったのに。

このギャップになれるのが大変だった。

 

 

前の中学ではお父さんのせいで注目されるのが嫌だったのに、

次は転校生ってことで、歩くだけでじろじろこそこそされて、

また火炎放射したい殺意に襲われてた。

 

 

他のクラスの女の子から、仲良くしてってアドレスをもらったりしたけど、

なんだこの真っ黒のモアイみてえな女は・・・って思った。

 

前の中学では、自分の名前をもじって書くの普通だったから、

自己紹介カードにかなえぴめってかいたら、あとからすごいディスられた。(かなえぴえはでぃすられるわなそりゃ

 

 

こんな思いを胸に秘めながらも、

私は誰も仲が良い子がいないこの環境に全くなれなくて、怖くて毎日体が硬直して、

あの時の気の強さもなくなって、おとなしくて、びくびくして、

こんなくそだせえ芋みてえな奴らに、気を使って話すようになった。

 

 

髪も短く切っちゃったし、黒いし、字がギャルなだけで、(草

しょうもない見た目になってしまった感があって、それも絶望だった。

 

 

あの時は本当に地獄だった。

こんなに社会不適合なのに転校とか地獄だった。

 

 

当時は気が付かなかったけど、学校1性格悪い女の、あいりがクラスにいた。

大人になってからすごく仲良くなるようになる。

 

中2、何が起きたんだっけ。

地獄すぎて思い出すの辛い。

 

 

まず、勉強できなさ過ぎて、いつもお父さんにぶちぢれられてた。

お父さんは新しい学校にもよく怒鳴りこむようになってた。

だから、勉強できなきゃ恥をかくと怒られた。

 

そういえば、転校して早々、クラスの1人のうるさい女の子が、

何かされたか覚えてなくて、私の被害妄想だった気がするんだけど、

怖くなって、お父さんにいじめられてるって話して、

お父さんが学校に行って、その子が吹奏楽部だったから

部活の時間にみんながいる時にいって、

”私の名前”の父親だ!!!いじめた奴は誰だ!!て、みんなの顔覗いてきたと言われた。

(思い出すと死にたい。首吊りたい)

私はまた死んだ。

自分でちくっておきながら、死んだ。

人が怖くなって、それをどうにかさせるためにチクって、そして死んでた。でもやめられなかった。

 

その子は結局、大泣きして、私に謝ってきた。

今思うと申し訳なくなる。ごめんねって。

 

 

こういう事を自分で引き起こしながら、私はそれが自分の傷となって、

恥ずかしいとなって、死にたくなってた。

 

 

最初のころは、後ろの席の子がすごく歩み寄ってくれた。

シールでいっぱいの手紙をくれたけど、くっそだせえと思った。(ごめんなさい

いつも優しくしてくれるりながいた。

りなは心が綺麗で優しくていつも笑ってて、家が近かった。

よくコイバナをした。

 

 

親は、りなと仲が良いと担任に言ってたのに、

私は林間学校の時のグループ決めで、あの子たちと一緒がいいってなって、

担任が私に、りなとじゃないの?って聞いたら、りなが、

りなが、かなえはあの子たちとなりたいんだってぇ!だから、りなとはちがうのぉー

って、言って、すごく申し訳なくなった。

りなはすごく切れるわけでもなく、この私もたんたんと受け入れてくれた。

 

私、すっごい自己中で最低だったと思う。こういうところが。

親にきれさせて、思い通りにさせるのに、人を平気で裏切ってた。

自分がすることはまるでなんとも思わなかった。

こういうこと、たくさんしてたと思う。

担任も、私にむかついてたと思う。あの女は。まあお前はうざいからむかついとけ。笑