高校2年生③

そいつと初めて会って、手をつなぎながら街を歩いた。

そいつの顔が、ブスじゃないけど、なんか受け付けなかった。

アデノイドっぽかった。

カラオケに行く事になって、コンビニでお菓子を買って、カラオケに行った。

何曲か歌って、お菓子を食べたけど、そいつの事がだんだん気持ち悪くなってきた。

なんか、直感で無理だった。気持ち悪かった。

それで、そいつがじゃがりこを食べだした。

私なぜだか分からないけど、そいつがじゃがりこを買った意味が分かった。

こいつじゃがりこ使ってキスしようとしてるって分かった。

それで、いる?って言われたから、いらないって言われた。

私は露骨に冷たくなっていった。

そしたら、そいつがだんだんイライラし始めた。

何で怒ってたか覚えてないけど、私はキレ返した。

一言、怒って大きな声で強く言ったら、

 

 

思いっきり顔面を殴られた。

私はパニックになった。

でも、殴られるの分かってた。

殴るだろうなって思いながら大声を出した私がいた。

 

 

でも、怖くなった。

体が震えた。

大泣きしながら、荷物をもって急いで外に出た。

廊下にいる人に、助けてって叫んだ。
でも、きょとんとしてたから、急いで階段を下りた。

そしたらそいつもすごい勢いで追いかけてきたから、めちゃくちゃ怖かった。

捕まったら、殺されるんじゃないかって思った。

1回までたどりついて、フロントのお姉さんに泣きながら殴られた、助けてって言った。

そうしてたら、男は何もなかったかのように、私の後ろを通り過ぎて、外に出てった。

 

私はわんわん大泣きして、お姉さんがずっとよしよししてくれた、

お姉さんがそいつに電話して、もう2度と連絡しないように、してきたら警察に言う、と言ってくれた。

それでそいつとは切れた。

私が警察にいえなかったのは、親に言いたくなかったから。

 

 

その事を、ななみや、顔面詐欺で振ってきた元カレに話した。

私は、何もかもどうでもよくなってた事を話した。

2人も、心配してくれた。

私は心配されたかったのかもしれない。

だって、階段を下りながら、スリルも感じてたから。

 

 

冬になって、同じ中学だったヤリマンの友達と飲んでる時に、

酔った勢いでその子が私をやり捨てした男に連絡した。

その時のやり方が、私にとってなんでそういう風にするのって感じて、

その子にたまってたうっぷんごと爆発して、

その子が無理になった。

やり捨てした男は変な電話がかかってきて、余計に私を気持ち悪がったと思う。

後日、私はその女の子に電話して、わけが分からないほど、ぶちぎれた。

記憶が飛んでるから、そうとうぶちぢれたと思う。

でも私はぶちぎれる瞬間を待ち望んでもいたと思う。

その子は、体調が悪くなったって、逃げた。

次の日地元の駅で、おめーみさとの漫画も仮ぱくしてんじゃん、

早く返せよって言った。

そいつとは二度と関わらなくなった。

 

 

あと、何があったっけ。

高2はこんな感じでどろどろしてた。

タバコ好きじゃないのに、吸ったりもした。

お兄ちゃんにはばれてた。

外で男と電話してる時にバカでかい声で下ネタとセックスとか言ってて、

お前全部聞こえてるよって言われたけど、どうでもよかった。

 

 

私なんて人生なんてどうでもよかった。

だってどう生きたって私はばかにされるじゃん。

みんなから笑いものにされるじゃん。

 

 

家では、過食がひどくて、どんどん体重が増えていった。

学校から帰ると、ホットケーキを焼いて、チョコを大量にかけて食べたり、

お菓子を大量に詰め込んで、

インスリンを少なく打って、血糖値をぶち上げたまま寝た。

 

そんな事ばかりしてた。

 

 

ああ死にたかったな。

車でもつっこんでくれないだろうか。

私をバカにしてネタにしてきた奴らが死ぬほど心の底から反省するようなことがおきないだろうか。

私はまた自分を痛めつける事でそうさせようと無意識でしてたと思う。

 

 

真っ暗真っ暗。

 

死にたかった。

 

 

高2は今でも心の深い傷。