中学校1年生②

豊田にいた時の中学校はみんなあか抜けてた

そんな情報、どこから仕入れてきたの?という事をみんな知ってた

私はそのキラキラしてる子たちを見るのが好きだった

なんて可愛いんだろう、細いんだろう、おしゃれなんだろう

先輩たちも、みんな可愛くて、あかぬけてて、彼氏がいて、華やかだった。

私もこうなりたい、素直に私が下だと感じられる、そんな女の子ばかりだった。

私はずっとこの街に住んでたから、ここが都会の方だという意識がまるでなかった。

でも引っ越してから、いかにあかぬけてませた中学校だったか、後から思い知った。

 

 

中1の時の担任の先生は一番深く覚えてる。

娘が大好きででっぱでいつもふざけてて、真剣な時のギャップがあって、

私に唯一、お父さんのこと大変だけど、頑張れって、

本当の私にそう言ってくれた先生だった。

私の生き辛さも、家庭環境も見抜かれて、どうすることもできない私を見抜いた大人の私への声かけに感じた。

先生は私に、お前の中に大人のお前がいるって言った。

私は、この先生をずっと覚えてる。

辛い私の存在をちゃんと見つけてくれた感じがしてたから。

ちなみに、この先生は、みきちゃんのお母さんに嫌われてて、

私のお父さんが勝手に怒って、この先生も私のお父さんに職員室で公開処刑された。

私は先生にその時謝った気がする。ごめんねって。

私は全部分かったかのように、私を1mmも責めず、その後も態度変えなかった。

今でも会いたい。

私を助けてくれたわけでも、過剰に心配したわけでもない。

でも、この先生の存在に私は今でも、救われてる。

 

 

私の同い年の子はかわいい子もかっこいい子も多かった。

同じ小学校の男の子たちがイケメンの部類に入るなんて知らなかった。

他の小学校のかわいい子たちと同じ小学校だった男の子たちが付き合いまくってた。

私はそれがすごく羨ましかった。

中1は私の恋愛フィーバーで、いつも好きな人がいた。

3人くらい好きな人がいた時もあった。笑

本当に楽しかった。

世間が狭い中で広がる世界は本当にキラキラして楽しかった。

 

 

でも、私の恋愛は1個もうまくいかなかった。

ネットで付き合った男の子とももう忘れちゃったけど別れて、

片想いがことごとくうまくいかなかった。

 

私は自分に自信がなかったから、自分からいくというのが中々できなかった。

陰でこっそり見てる事が多かった。

男友達にはガンガンに対等に話せるのに、

好きになるとまるで引っ込み思案だった。

 

 

一人は、顔がタイプで、私がよく見つめてたら、よく目があうようになった。

お互い、しゃべった事もないのに、いつも目があってた。

私はそういうアプローチしかできなかった。

他のクラスで、いけいけ系の子だった。

その子は、私と同じクラスの女の子と付き合ったり別れたりを繰り返してた。

その女の子は、姉に私と同じ病気を持つ子で、私の病気をみんなに言った子。

でも、ある時、別れてる最中に、男の子が私の事を好きという噂を聞いた。

私は、いくしかないと思った。

こんなに目があって、なんか以心伝心してるし、そういうことだ、と思った。

だから、友達づたえにアドレスを聞いた。

親友に聞いてもらおうとしたら、その子は、元カノにあの人のアドレス教えてって言ったらしくて、

私がメールし出したと共に、好きな男の子とその元カノが寄りを戻してた。

多分、アドレス聞かれて、戻したくなったんだと思う。

私は何も始まることなく、終わった。

悲しかった。

これは私の悲しい片想いの一つのエピソード。

こういうあっけない惨めな思いを他にもたくさんしたから、

またか、みたいな変な納得があった。

楽しかったな、移動教室の時とか。いつも目が合って。

かっこよかったし、私のこと好きらしいって噂、嬉しかった。

私にも人に好かれるという価値があるんだって嬉しかった。

付き合いたかったなあ。

 

 

もう一人は、小学校の時から仲良しだった男の子だった。

小学校の時大好きだった、けんくんと遊ぶ時にいつも一緒にいる男の子だった。

この子はずっと男友達として接してたから、なんも思わなかった。

だから平気でベタベタできた。

でも中学になって、毎日メールするようになって、なんか気になり始めた。

親友にもこの男の子とのエピソードを話して、きゃっきゃしてた。

ある時、その男の子が私の事が好きということを聞いた。

私は嬉しくて、あんまり覚えてないのだけど、

告白しようとしたか、告白したんだっけ・・。をした気がする。

でも、後日、親友から、

『●●と付き合う事になりました』って、その男の子と付き合ったという話を聞いた。

頭と心が真っ暗になった。

私の思いが、恥ずかしいような、自分だけ舞い上がってたのが恥ずかしいみたいな、

死にたくなって、惨めで。

この親友もどんな気持ちなんだろうって。

私にそんな事言うの、平気なのかなって。

でも、当時の私は今よりも優しかったから、何も言えなかった。

応援してるねって言った。

怒る事もなーーーんもできず、その子ののろけ話を聞いた。

悲しかった。

無気力になった。

でも親友はすぐ別れてた。

私は気まずくて、その男の子とは絡まなくなった。

私の好意を知って、馬鹿にしてるような気がしたから。

惨めだ、惨めだなーーーって思った。

 

 

もう一人は、病みすぎて保健室登校になった時に、

そういう子専用の部屋があって、そこにいた男の子の事が気になった。

なんでこんな顔整ってるのに教室に行けないのってずっと思ってた。

一時期その子の事が気になってた。

また親友に相談したりした。(裏切られてるのに学習しない奴)

でも、私にまるで興味なくてあっけなく始まる事もなく終わった。

 

 

もう一人は、小学校の時好きだった、ゆうやの事をまた気になってアタックするようになった。

でも、傍にいた男の子にすごくバカにされた。

しつこいとか、なんかそういう事言われた気がする。

好きな事を、非常に馬鹿にされた。

それでもって、1型で注射打ってるくせに、と言われた。

私は馬鹿にされる事も屈辱で悔しくて悲しかったけど、

なんでこいつが1型って知ってるんだろう、なんでこいつは何も知らないくせに1型って言ってくるんだろうって色んな気持ちになった。

私のチクリ復讐病が発動した。

憎しみと復讐心がわいて、親にちくった。

そいつはサッカー部で、私の担任がサッカー部の顧問だったから、

担任が普通に怒って、そいつに言ってくれた。

そいつは私が好きだったこうきとも親友だった。

私は、色々壊れていくなあって思った。

こうきは私に何も変わらずでいてくれたけど。

そういえばこいつの事を気になってた時もあった。

 

 

思い返せば本当にくっしゃくしゃだったな。

いつも惨め、悲しい、馬鹿にされる、こんなことばかりだった。

私には手に入らない、みんなは楽しそうなのに、私は手に入れようとしても叶わない。

いつもいつもそうだった。

 

 

中1も地獄だった

でも、地獄ながらに、すごく楽しかった。

戻って、やり直したいなーーー!!!!

 

 

イケメン多かったからもっとちゃんとすればよかったーーーー!!!!!

チキショーーーーー!!!!!クッソー!!!!!!!