中学校2年生思い出したこと
そういえば中2の私はどうにかして自分はダメな奴じゃないと証明したくて、
人と違う二つ結びをしたり、前髪をななめに切ったりした。
ことごとく、馬鹿にされた。
高い位置で二つ結びをしたときは、あいりに目の前でバカにされて、
前髪をななめに切った時は、すれちがう奴らにじろじろ見られたり、笑われたり、私に対して失礼なんてカケラもなく、馬鹿にされた。
ふと思い出した。
惨めだった。
いつも見返したかった。この世の人全てを。
それでいつも失敗して馬鹿にされた。
合唱コンでは、あがり症なのに承認欲求の塊だったから、指揮者をやった。
毎日、練習した。
合唱コンの当日は、まさかの1番最初の出番だった。
なんてクジ運悪いんだろうって思った。
いざ曲が始まった時、伸ばす手が漫画のように震えた。
私は昔から緊張すると、手が本当に震えてしまって、止められなかった。
顔も硬直して、みんなの私を集中してる目で吐きそうになった。
あの時の一瞬は今でも頭に残ってる。
恥ずかしくて、死にたくなる。
みんなは私をダメな奴という視線ではなく、あの時は驚いたみたいな視線だった。
また私の事がダメだと思われた。
また馬鹿にされてネタにされる。
そんな絶望と諦めを感じた。
私はノートを可愛くするのが好きで、
好きな画像をカラーコピーして、ノートの表紙にしてた。
何か提出する時も、可愛くして提出した。
女たちは、いつも私に、やってやってって言ってきた。
うざかった。
なんか乞食みてえなやつばっかだったな。
時を巻き戻してやり直したい。
今の私だったらうまくやれたのに。そう思う。
そういえば、クラスにハーフがいた。
私はひそかにその子のことを気になってた。
隣になった時は、いつもちょっかいかけてた。
で、その子を見て笑ってた時、あいりと目があって、
引くような、気持ち悪い目で見られた。
2番目の兄と同じ視線を感じた。
私は体が硬直して、もうやっちゃいけない、と思った。
ハーフ、まじイケメンだったな。
私がずっと引きずってる元カレと今思えばよく似てる。
あいつは良い奴だった。
あとは、私がハブられる原因となった女に、
体育の時にそいつが投げたソフトボールが目に直撃したことがあった。
思い返せば本当に散々だったな。